恋〜ウンメイ〜









いつの間にか昼休みになっていた。


まだ1年は騒がしい。


ってか腹減ったし。


「悠、昼飯食べようぜ!」


俺はあれからずっと寝ている悠を起こした。


「ん〜!あっやっと昼休みかぁ〜!腹が減るわけやな。」


俺はいつも母さんが作ってくれる愛情弁当を取り出した。


「ん!?大地!今日のママさんの愛情弁当の包みはさらに愛情がこもってるな。」


えっ!?


よく見たらピンクの包みがされている。しかも小さい。


……未歩のじゃんかよ!


「ちょっと未歩んとこ行ってくるわ!」


「やっぱそれ未歩ちゃんのか!俺も行く〜!」


「いや!お前来たら大変だから来んな!」


こいつは1年の中でめっちゃ人気だから行ったら騒動になること間違いなし。


「お前が行っても大変だろうが!」


「うるせー!すぐ帰るから待っとけ!」


「しょーがねぇな!いってらっはい!」








< 50 / 207 >

この作品をシェア

pagetop