恋〜ウンメイ〜
「!……かっ…いと…?」
もう自分の気持ちに嘘はつけない。
本気で愛してしまった。
妹に……。
「未歩…ごめんな。俺、怖かったんだ。」
「えっ!」
「……好きすぎて怖かった。」
「!!!!!」
「未歩……好きだ……。」
本当の気持ちを言った。
もう戻れない。
取り返しのつかないことをした。
まだ真実を知らない未歩。
全てを知ってる俺。
未来なんてないのに…。
涙が流れてきた。
「海斗……私も海斗が大好き。」
最高に嬉しかった。
禁断の恋なのはわかってる。
でも許されるなら少しの間だけでもいい。
愛してしまった妹を一人の女としてそばにいたい。
特別でありたい。
未歩と俺は抱き締めあった。