恋〜ウンメイ〜
「……未歩、“海斗”って誰?」
黙っていたお母さんがいきなり聞いてきた。
「“白石海斗”だよ!お母さん、知ってるの?」
明らかに様子がおかしいお母さん。
私は心配だった。
「…しっ知らないわよ。何言ってるの!」
「だってなんか様子おかしいよ?」
「だっ大丈夫を気にしないで!さぁ食べ終わったんだし、お風呂に入りなさい。」
「うっうん。わかった。」
なんか流された感じだった。
お兄ちゃんといいお母さんといい、海斗の名前が出たらなんか様子が変だ。
なんかあるのかな?
私はお風呂の中でずっと考えていた。