恋〜ウンメイ〜









「母さん!何があったんだよ!」


未歩はちょうど風呂に入ってるらしい。


俺は母さんを落ち着かせ何があったのかを聞いた。



「未…歩の彼氏…が……海斗くんって……本当な…の?」


俺は驚いた。
まさか母さんまで知られていたなんて。


「未歩が言ってたのか?」


母さんは静かに首を縦に振った。


「お母さん…びっくり…しちゃって……。まさか…こんな事に…なるなんて……。」


俺は思ってもみなかったことが起きて母さんをただただ優しく抱き締めた。


こんな形でアイツのことを聞くだなんて思ってなかったと思う。


母さんは『未歩には何も言えない。別れろだなんて言えない。あんな幸せそうな未歩を傷つけたくはないの。』って泣きながら俺に言った。


母さんなりの優しさなんだと思う。


俺はどうしたらいいのだろうか。







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