笑顔 -電車での出逢い-
待ち時間 -駿 side-
俺はなんだかまだ夢か幻を見てたような気がして
何度もこれが現実だと自分を納得させるために
頬をつまんだり水滴がついてるコップを頬に当てたりした…
『冷たッ』
やっぱし現実だ。
たくさんの人でにぎわうファミレス
子供の声やカップル,
学生たちの声etc…が店内に響き渡る
そんな中俺は一人考えごとをしていた
あの信吾がお姫様だっこをして…
さっきの光景が今だに信じられないでいる…
まだ戻ってこない2人を待つべきか
信吾に気を使って帰るべきか…
悩んでいた。
ん-…
マジでどうしよ…?