笑顔 -電車での出逢い-
大しておかしくないことでオーバーなくらいに声を上げてバカみたいに笑う…
そんなのの繰り返しでかなり疲れた…
まぁ、その甲斐あってか盛り上がってんだけど…
「隣座って良い?」
そう聞いてくる女
名前なんていうんだろ?
自己紹介聞いてなかったから分かんねぇや…
そんなことを思いながらも笑顔で女の子に頷いてやる…
気づけば信吾の隣にもマコトの隣にも女の子が座っていた…
俺が頷いたのを見た女の子は俺の隣に座ろうとする…
とたんに
バシャッ
「キャッごめんなさい!!」
いきなりズボンに冷たい感触…
そう…
ウエイトレスが俺のズボンに水をこぼしたんだ…
まぁ…ただの水だし…
乾けばなんともないだろう…
『大丈夫ですから…気にしないでく』
「すみません。責任もってクリーニング代出させて頂きます!!なのでちょっと私と来てください…」
俺の言葉を遮って言うウエイトレス…
そのウエイトレスはここに来たとき
俺をちらちらと見ていたウエイトレスだった…