ひかり
「もー行ったと思うから大丈夫だろ」

こうき先輩は
そういった。


「あ、ごめんっ!」


そのあと、こうき先輩は私から
ちょっと離れた。



「大丈夫ですよっ、
 てかこれからどこ行きますか?」



「俺はどこでもー、ファッキンいく?」


「あ、はいっ」


こうき先輩は、手を繋いだまま
歩き出した。

私も横にならんで歩いた。

本当は恋人つなぎがよかったな...
なんて、恋人でもないのに
わがままを思ってしまう私。



ファッキンにつくと
こうき先輩は飲み物を頼んだ。

私もオレンジジュースを頼んだ。



「あのさ、俺ひなたに言いたい事
 あるんだよなー。
 日ごろからたまってんだよ」


...?

こうき先輩は少し怖い顔で
こっちを見る。


え、私なんかしたっけ?



...

気が付かない間になんか
してたとか?


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