ひかり
幸せな時間
「後さ、付き合ったんだから敬語やめてよ?」

こうき先輩は笑顔でそう言った。

こうき先輩の笑顔に私は
ゆっくりと頷いた。



「あとさ、こうきって呼べる?」


「え?」


えーっと、何で疑問系?笑


「てか、呼んでほしいっ」


こうき先輩は
ジュースを一生懸命飲みながら言った。


「うんっ!」

私は、笑顔で言った。


それから、いろんな事を話した。


こうきは、私が2年になってから
気になり始めたことをしった。


前の彼女と私は全然タイプが
違うことも知った。



「そういえばさ、こうきってなんで
 前カノと別れたの?」

私が聞くと、こうきの動きは一瞬とまった。


そして、下をむいた後
まっすぐこっちをみて少し笑った。

「ひなたは、知らなくていいよ」



少し笑いながら言ったこの言葉に
何が隠されていたのか...
この時の私はまだ、知りもしなかった。



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