空色 ～END OF AI～

家に帰るといきなりお母さんの怒鳴り声が聞こえてきた。


「なんでこんなことになったの！？」


喧嘩だな～って思ってリビングのドアを開けると、椅子に座ってうつむいているお父さんとお母さんがいた。



喧嘩？


なんか違う気がした、なんだか嫌な、すごく嫌な予感がした。



「藍……」


お父さんがその無気力な体を起こしてあたしを見た。


「どうしたの？」


「ごめんな、藍……本当にごめん………」



そういうとお父さんは泣きながらリビングを出ていってしまった。


「な、なに？」


あたしが目を丸くしていると、お母さんがあたしを抱き締めた。