空色 ~END OF AI~
チョコバナナをおいしそうに食べる拓馬。





それを見てあたしは少しだけ笑った。




なんだか、その時間が幸せに感じたから……







そして、あたしもチョコバナナを一口、少しだけ食べた。






「藍遅~~い
まだ食べてんの~?」


「え? うっそもう食べ終わったの!?」


「当たり前じゃん!
藍が遅いだけ~~」





少し悔しくなって、急いでチョコバナナを口に入れた。




「あっ!!」



急いで食べすぎてチョコバナナの下の方が地面に落ちてしまった。





あたしが悲しい顔をしてると、拓馬はやさしく頭をポンポンした。





「あとでまたジャンケンに勝てばいいじゃん」


「うん、そうする~!」




あたしたちはそのあと、いろんな所を見てまわった。




気づけばもう日も落ちて、だんだんと祭りムードに入ってきていた。
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