空色 ~END OF AI~
なぜだろう、なんでうれしいはずなのに涙がでるんだろう……




拓馬があたしを見て少し戸惑ってる。




そして、ちょっと間があいて、あたしは拓馬に抱きしめられた。





あったかい………





拓馬の匂いがする……






そのまま、あたしは拓馬の胸で涙を拭いてしまった。





「大丈夫………?」




拓馬が心配そうにあたしを見ている。





「う、うん………」





なんだか恥ずかしくなってしまった。





あたしは拓馬を一度見てから、もう一度拓馬の胸に顔をうずめた。






やっぱりあったかい。





拓馬は、あたしを少し離すと、また唇を寄せてきた。






もう…………あたしにはうれしい気持ちしかなかった。







だって…………









大好きな人とこんなに愛し合えるんだから………………









あたしと拓馬は、また唇を重ね合わせた………
< 48 / 72 >

この作品をシェア

pagetop