空色 ~END OF AI~
「ね~あたしたち絶対明日真っ黒じゃない?」


「その前に赤くなるっしょ~」


「あっそかそか」




あたしたちは海に頭だけ浮かせて話していた。




と、そこに。



バッシャーーン!



「うわぁ!」



横にいたはずの拓馬がいきなり消えた。



と、同時に明くんが立っていた。




「何死に面してんだよバ~カ」


明くんがあたしのうしろに吹っ飛ばされた拓馬を見て笑った。



「イった~!!」




明くんの後ろから拓海くんもきた。





「拓馬~ 大丈夫か~?」




「大丈夫じゃな~い」




と言った拓馬の肩に海藻がめっちゃくっ付いてるのを見て、あたしたちは大笑いした。





「拓馬~! オレたちこれからあっちで釣りしに行くけどくる?」



「マジ!? あ~でも竿ないしなぁ~」



「竿はオレたち二本ずつ持ってるから貸してやるよ」



「藍どうする~?」



「えっ? やりたい!」


「じゃあ決まり!」



そのあと、あたしたち4人は、レジャーシートをかたして、釣りをしに行った。



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