空色 ~END OF AI~
「ね~なかなか釣れないよ~?」



あたしが拓馬に言うと、拓馬は『釣りは待つもんだ』って笑った。




「ふ~ん………」













数時間後…………

もう日も暮れ始めていた……


「ねぇ! いつまで待つのさ!?」



「全然釣れないな……」



そこに、変なおじちゃんが来て、『ここ魚いないよ?』って言って去って行った。



4人顔を見合わせる……


「あはははははは!」




それをきっかけにみんな大笑いした。











楽しい時間…………







本当に楽しい時間………








消したくないな、この思い出を………









ずっと笑ってたいな……………









あたしはなんだか迷っていた、本当にこのまま死んでいいのかなって………










迷いたくない……けど、けどね?









迷っちゃうんだよ………









夕日がキレイに海に沈んでいく………









夕日があたしたちをキレイに照らしていた………
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