空色 ~END OF AI~
多目的ホールでの話も終わり、あたし達はそれぞれのクラスに別れた。


あたしはスポーツコースで、まぁ部活は名前だけ入れとこうって感じだったけど……


たくさんクラスの数はあったけど、奇跡的にゆりとは一緒のクラスになった。



担任の話が少しあって、あたし達はそのあとすぐに終わりになった。



「さっ行くよ~!」


終わった瞬間、ゆりがあたしの手をつかんで走りだした。


「えっ!? ちょっ……ゆり!!」


あたしの声もむなしく、ゆりは『あの人』を探して走り始めていた。
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