空色 ~END OF AI~
そのあと、あたしたちはいろんな所に行った、


買い物しに遠くまで行ったり、



拓馬があたしんちに来て遊んだり、



映画見たり、



ご飯食べに行ったり、









たくさんの思い出を作った…………









でも、たくさんの思い出はあたしをこの世に残す力になってしまう………








あたしは、これ以上の思い出を作るのは、ダメなような気がしたんだ……………









どうしよう…………





このまま拓馬と付き合ってたら、絶対思いがゆらぐ…………






でも…………









拓馬とはずっと一緒にいたい………









矛盾してるよね………









でも、だんだんと黒い影が近づいて来ることに気づいていた…………









どうしようとも避けられない『影』が…………










その頃、あたしの最後の夏が終わろうとしていた………









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