空色 ~END OF AI~
「どうしたの~?」



いつものように笑いながら、やさしい笑顔を見せながらあたしに近づいてきた。









その笑顔がまた、あたしの胸に突き刺さる。









「あのね……話があるんだ…………」



「なになに?」









本当にいつもと変わらない拓馬。









それがあたしの心にどれだけ沁みるか………









「あのね……あの…………」



「ん?」







もう限界だった…………








「別れたい……」



「え…………?」



「だから………別れたいの……」



「どうして!?」



「…他に好きな人ができたからだよ……」






それだけ言うとあたしは走って『逃げた』。



しかも、拓馬にあんなウソまでついて………








あそこにいたら絶対泣いちゃう………









拓馬……………









あなたに会えて本当によかったよ…………
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