光の柱
少し薄暗い部屋に一つの影が起き上がった


その影は、急いでるのか、何処か慌てている様子だった。



「・・・なんや、もう帰るん・・・・?」


その声と共に、突然ベッドの傍で、軋む音がした。

その声に視線をちらりと影は向けた。



そこには、
上半身裸。と言うより全身と言った方が良いのだろうか。
まあ・・・どちらにせよ、幼児などの教育には悪いものだろう。

一番悪いのはやはり、色素の薄く透き通りそうな金髪。
目つきは鋭く、そして艶やかだ。

これなら何処に行ってもヤクザのお兄ちゃんにしか見えないだろう。

しかし。世は何やら、かんやら・・・こう見えて 彼 は、

刑   事らしい。
何処の時代に行けば金髪の、しかも目付きの悪い。
大人を雇う所があるのだろうか、誠になぞだ。


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