薔薇乙女〜Rozen Maiden〜
重なる声が聞こえた。静かに音も無く二人は窓の外にいた。いたと言うよりも飛んでいる。二人は来ている服の色が違うだけでデザインは同じ。だが、それ意外は全てが正反対。

「こんばんはー、荊」

「久しぶりだね、妹ちゃん?」

満面の笑みを浮かべ荊を見下す二人はふわりと部屋の中へ舞い降りた。

「あ、貴方達は何…?」

「僕は光月(コウヅキ)第2の人形」

「僕は夜宵(ヤヨイ)第3の人形」
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