金色のクリスマス~シャンパンとジンジャーエール~
なんつータイミングだ・・。
横山さんは俺に抱きついてて俺はその手を退かそうと手をつかんでる。
それを見てるのは俺の彼女。
これって・・・絶対誤解されるんじゃね?!
『そっか・・。そういうことだったんだ。』
ゆーちゃんは一筋の涙をみせて走って去ってしまった。
『ゆーちゃん!!!』
『行かないで!』
俺が横山さんを振り払ってゆーちゃんを追いかけようとしたらまた抱きつかれた。
『離せよ!ざけんな。いくらお得意様だってやっていいことと悪いことがあんだよ!人の大切な女傷つけといて行かないでとか言ってんじゃねえ!!』
初めて女に対してこんなに怒鳴った。
『怒鳴ってすいませんでした・・。』
俺は軽く頭を下げてゆーちゃんを追った。