初恋…みたい
「私ね 好きな人がいたんだ。
円香はそれを応援してくれてるみたいで すごく嬉しかった。
でも 円香は私の好きな人に告白されてた。 それも今日。この屋上で。」



私は 全部を話した。


ていうか 吐き出した。
嫌な思いを。




−涙を。










涙と言葉は止まらない。




「ひっく…私は…親友に裏切られた…。
ったった一人の……し…んゆうに。」




海斗は黙っていた。


そうだよね。


びっくりだよね…






ごめんね





困らせて。




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