もう１人のわたし

わたしはナイフを自分に突き刺そうとした。

あれ？動かない・・・

『冗談じゃない！僕はまだ死にたくない！！』

「だめよ！わたし達は死ななきゃいけないの！力をぬきなさい！！お願いだからっ！」

わたしと、もう１人のわたしは苦戦していた。

ここで負けるわけにはいかない！！

自分自身に負けるわけにはいかないの！！


グサァッ

「・・・っ！！」

想像を絶する痛みだった。

わたしは・・・これほどの痛みを他の人に味わわせたの・・・・？

何て愚かなことをしてしまったんだろう・・・・

神様・・・どうかわたしに重い罰を与えてください・・・・・・

何でも・・・お受けします・・・・