もう1人のわたし
覚醒
わたしは逃げるように、走って家に帰った。
後ろから永山さん達がわたしを大声で罵っていたけど、どうでもよかった。

人を殴ってしまった罪悪感と、明日は何をされるのだろうかという恐怖でいっぱいだったからだ。

それから、本当にわたしが永山さんを殴ったのだろうかという不信感にも駆られていた。


次の日が怖い。

自分が怖い・・・
< 5 / 14 >

この作品をシェア

pagetop