\how to love/

「別に隠れてたわけじゃねぇし」


ぶつぶつと言う淳哉くんは私の隣に座った。


「で、いつから付き合ってんの?」


「はぁっ?!」

私は目を見開いて、淳哉くんの大きな声に驚いた。


「……姉貴は黙ってろよ。もーいいだろ?!愛!部屋戻るよ!」

「あ、はいっっ」


淳哉くんに手を引っ張られて、お姉さんに小さく会釈をして階段を上った。


「愛ちゃん、また話そうね〜」

なんてお姉さんの声を聞きながら。
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