\how to love/
"もうそんなこと言わせナイ"
フッと耳元で囁いた大川くんに胸が高鳴った。
「ね、樹」
「ん?」
「愛、やっぱり何かあったんだよ」
「…だろうね、あの動揺っぷり」
二人はただ、いつもと違う愛を見守っていた。
「じゃ、じゃあねっ」
「バイバーイ」
一日中動揺していた愛に手を振りながら、美奈は考えていた。
(あの、動揺加減…きっと大川くん絡み!!…これは楽しそう…!)
この微笑みを側で見ていた樹は背筋がゾッとしたそうな…。