\how to love/

「俺は、ただこの頬に触れたくなっただけ。愛に、触ってみたかっただけだからさ?」


と言うと、淳哉くんは頬に触れていた手を離して、歩き出した。


繋がれた手は一層強く握りしめられた。


…本当によく分からないな…この人は…


「あ!今日もここ行こー」

再び、あのケーキ屋を指差して私を誘導した。


この無邪気な笑顔には…勝てそうにもないな…


「はいっ、行きましょうか」
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