\how to love/
第3話 好敵手
学校にて、昼休み。
今朝も。校門で淳哉くんに出会った。何でこうも上手いぐあいに会うんだろう…何て考えていると。
「ね、愛」
「あ、何ですか、美奈ちゃん」
「最近、なんか楽しそうだよね?」
「そそそ、そんなことは…ないような…」
「大川くん効果?」
「そっんなことありません…」
「ふ~ん?」
美奈ちゃんの怪しげな笑みを交わしながら、ふと窓に目をやる。
そんなに…楽しそうなのかな…?
あ、…淳哉くん…
笑ってる…
「ちょっと、いいですか?」
怖そうな顔をした女の人が、いた。
「…はい、」
「じゃあ、ちょっとこっちに来てください」
廊下にもまだいたらしく数名で階段を上がり、踊り場で止まる。
「ねぇ、あなた一体何なの?」