\how to love/
心で言葉を作るも中々言葉を発せられずにいると、
「まぁ、いいわ。
とりあえず今は忠告。どうするかは、あんた次第だから」
髪をさっとなびかせて、颯爽と階段を下りていった。
……一体、あの人たちは何なんだろう…
とりあえず、自分も階段を下りて、教室に戻った。
「愛!!?大丈夫だった?」
「へ?あ、はい…大丈夫ですけど…」
「けど?」
「何か、よく分からないことを言われて…」
「そんなの、気にしなくていいから!!」
「そうですか…?」
でも、"あんたと淳哉、つり合ってないのよね"の言葉に重みを感じてしまった、私がいた。
「そうそう!あっ、もうチャイム鳴っちゃう!」
急いで席に着く美奈ちゃんを見送りながら、自分も席に着く。
なんだか…よく分からない胸のわだかまりは、取れることを知らなかった。