\how to love/
淳哉くんの顔を見ないようにうつむきながら1つ1つ言葉を探した。
「俺に関係ないのに、俺のこと無視すんの?
関係あるから、無視とかするんじゃないの?」
「そう…ではないです。
本当に関係ありませんから…」
ついつい"そうです"なんて言いかけた嘘のつけない自分。
そんな自分が今は憎い…。
「…そんなに俺には言いたくないの?」
「…はい、」
「なら、いいや…」
力なく淳哉くんはその場を去った。
…これで、良かったんだ。
これで。
これで、変わらない日々が送れる。
変わらない、日々が…
自分に言い聞かせるように帰路を辿った。