\how to love/
「………、」
今日も…、空いていない。
仕方ないから前に座ろう…
今日も起こさないように、着々と復習を始める。
………ん?
何か、視線を感じるような…?
「………?」
気のせい…かな?
「……」
でも、なぜか気になる前からの視線…。
パッと目をやると、目がクリクリとして、思った以上に顔がキレイな少年だった。
……目がバッチリとあってしい、この奇妙な時間は過ぎ去るのが少し遅く感じた。
「ね、昨日もやってたけど、それ楽しい?」
いきなり話しかけられて、思わず目を見開いてしまった。
「…ね、…早川…先輩?」
「え、あ…何で名前?」
先輩…ってことは、1年生?
「ここ、」
と、復習用に出していたノートに書かれている名前を差し、
「と、それ、」
と、これまた復習用に出していた私が2年生だと強調される教科書の文字。
「あ…、」
これ見たら、私が2年生で早川だってことは分かるよね…。
「で、それって楽しい?」
初めの質問に戻る。
「…楽しいわけではないですけど…」