\how to love/



「ふーん?」


「…不機嫌ですか?」


「べーつーにっ?」

「………淳哉くんは何に出るんです?」


「俺は、ソフトボール」


「元バスケ部なのに?」


「いつの間にか決まってた」


「いつの間にか?」


「…俺もボーッとしててさ」


「どうしてですか?」



「…俺も、内緒」




暗闇に見えた淳哉くんの顔は、イタズラをした子どものように無邪気な笑顔だった。



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