\how to love/
「ちょっとーいいですか?」
図書室へ向かう階段の途中。
「…はい…?」
「、アンタ何なの?」
数人の女子の集団に囲まれる。
「……早川ですけど」
「そんなこと聞いてないわよ?!」
「バカじゃないの!?」
なんて罵声をあびされながら。
「淳哉と、どういう関係なの?」
「…どういう関係といいますと?」
「恋人?!
…なワケないっかー」
「当たり前じゃん?こーんな地味女、淳哉が相手するわけねぇし」
目の前で繰り広げる会話に目をやるだけ。
「…でもね、目障りなんだ?」
「え?」
一瞬の、出来事だった。