\how to love/
「えっあ?!淳哉くんっっ」
声色が変わった彼女たち。
「淳哉くんこそどうしたのぉ〜」
「てかソフトかっこよかったよっっ」
「私たち隣のクラスなんだけど知ってるぅ〜?」
嬉しそうな彼女たちに代わって静かに声が響いた。
「何してるの?って聞いてんだけど」
「えぇ〜?別に何もぉ!」
「うんうん!ただ来てみただけ〜淳哉くんに会えると思ってぇ♪」
「そうそう!本当に会えちゃったっ」
「……俺に会いに来るのに、倉庫の鍵なんか要るんだ?」
「それは…先生に頼まれてっ!」
「倉庫からちょっと取ってこいって」
「へぇ?あいつって誰のこと?」
「あいつ?あぁ早川――…?!」
「っと!何言ってんのよっ!バレるでしょ?!」