\how to love/
第6話 夏休み
なんだかんだで終わった球技大会。
なんとバスケは準優勝していた。
やっぱり抜けてて良かったのかな、なんて思うのは後の祭り。
淳哉くんも最後のほうは私から離れることがなくてソフトには参加していなかった。
美奈ちゃんは"あんたらに付き合ってらんないわよ!"なんて、離れない淳哉くんを見ながら言っていたけど、なんだかんだですごく心配していてくれたことはちゃんと知っていた。
他にも色々心配してくれてて、私が戻ると、皆がかけよってきてくれて…
すごくすごく、嬉しかった。
それに…オデコに…
思い出して赤くなる頬を押さえていると、
「…早川?…おーい早川??」
「ああ、はい…っっ」
現実に戻った。
不思議そうに私を見る先生に急いで返事をして、
「何してんだ。早く取りに来い」
「あ、はいっ」
成績表を取りに行った。