ｽﾉｳﾗﾋﾞｯﾄ

明るく電話に出た私と先生はすでに違う世界にいて、


「由香里、もう終わりにしよう。」


言葉が出なかった。


頭の中で先生の声が木霊してた


別れよう・・・・・・って事？


急な出来事に驚いていた私も、先生が冗談を言っているわけではない事はちゃんと分かった。



「なんで？」


すでに涙を浮かべていた私は、まだ希望を捨てなかった。




「妻に、ばれた。もう終わりにしよう。ごめんな。」



一瞬で私の希望の光は閉ざされた。