スノウラビット
「由香里、またココア作ってよ。」
「准一、本当に好きだね、ココア。」
「ココアが好きなんじゃなくて、由香里の作るココアが好きなんだよ」
キッチンへ向かった由香里の後姿を見ながら思い出していた。
最初に由香里に出会った時の事を。
ウサギみたいな目して雪の中泣いていた由香里は、もう泣かなくなった。
もうあれから何回一緒にクリスマスを過ごしただろうか。
今日で・・・・5回目のクリスマスだ。
きっと、今年は最後の、恋人同士のクリスマス。
俺は由香里が戻ってくるのを待って、隠していた小さな箱を由香里に渡した。
END
「准一、本当に好きだね、ココア。」
「ココアが好きなんじゃなくて、由香里の作るココアが好きなんだよ」
キッチンへ向かった由香里の後姿を見ながら思い出していた。
最初に由香里に出会った時の事を。
ウサギみたいな目して雪の中泣いていた由香里は、もう泣かなくなった。
もうあれから何回一緒にクリスマスを過ごしただろうか。
今日で・・・・5回目のクリスマスだ。
きっと、今年は最後の、恋人同士のクリスマス。
俺は由香里が戻ってくるのを待って、隠していた小さな箱を由香里に渡した。
END