たった一つの想い

『ねぇ、聞いてる?』

『あ…うん。いい人ぢゃないかなー酔っ払ってるけど面白い人だよ』

なーんてありきたりな答えしか言えなかった

『もー着くよ』

『カラオケかぁ…よしっ!!』

『樹莉本気で歌わないでね?』

『分かってるって』

樹莉ゎ歌が上手すぎるのだ
親に歌手になれと進められた事もあったり
天性の絶対音感の持ち主な為音を外さないばかりか曲に応じてキーを使い分けて歌うからアンナや回りの友達ゎ樹莉の歌声が大好きだった




こんな酔っ払った人の前で熱唱したって仕方ない…
だから本気ぢゃ歌わないのだ
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