恋の魔法のかけ方
「あっ。コレ!!今度やるライブのチケット。俺の歌ってる姿を見れば、きっと惚れるからさ!!ワンコ、連れてきてよ!」
差し出された2枚のチケット。
「アンタは、何時も自分中心なんだから!」
そう言う明日香の捨て台詞とほぼ同時に私は、そのチケットを受け取っていた。
「じゃ!決まりナ!!」
上機嫌な今井君。
その上から晃さんが顔を覗き込んだ。
「今井君。そんなことしなくたって、ココに可愛い子がいるじゃないか!?」
「明日香ネーは、パスだぜ」
「私だってこんなお子様は、私から願い下げだわ」
コーヒーを片手に晃さんは、私の方をチラリと見た。
それに気付いた今井君。
なんだか話が、スタスタとすすんで行って私は、その中に参加できずにいた。
一瞬の沈黙。
そして・・・・。
「いや~ワンコも、パス!!どっちかと言うと、見た目、明日香ネーみたいなのがタイプだからさ!ああ、ワンコ!!紹介してくれる子もそんな子でヨロシク。」
今井君は、私にとびっきりの笑顔でそう言った。
なによ!なになに~。
私は、ただ今井君を見てるだけでよかったのに・・・。
こんな展開は、ナシだよ。
「適任だと思ったのにな・・・」
晃さんは、そういい残して手持ちの空になったカップを奥のキッチンへと消えていった。
差し出された2枚のチケット。
「アンタは、何時も自分中心なんだから!」
そう言う明日香の捨て台詞とほぼ同時に私は、そのチケットを受け取っていた。
「じゃ!決まりナ!!」
上機嫌な今井君。
その上から晃さんが顔を覗き込んだ。
「今井君。そんなことしなくたって、ココに可愛い子がいるじゃないか!?」
「明日香ネーは、パスだぜ」
「私だってこんなお子様は、私から願い下げだわ」
コーヒーを片手に晃さんは、私の方をチラリと見た。
それに気付いた今井君。
なんだか話が、スタスタとすすんで行って私は、その中に参加できずにいた。
一瞬の沈黙。
そして・・・・。
「いや~ワンコも、パス!!どっちかと言うと、見た目、明日香ネーみたいなのがタイプだからさ!ああ、ワンコ!!紹介してくれる子もそんな子でヨロシク。」
今井君は、私にとびっきりの笑顔でそう言った。
なによ!なになに~。
私は、ただ今井君を見てるだけでよかったのに・・・。
こんな展開は、ナシだよ。
「適任だと思ったのにな・・・」
晃さんは、そういい残して手持ちの空になったカップを奥のキッチンへと消えていった。