サンタクロースに恋をする
負けずに無表情に言ってやるけど...相手にされないや。
『ホストって若い子の方がいいんでしょ? 龍なんてもうヤバいんじゃない? 』
『ばぁか。若けりゃいいってもんじゃねぇ...それに俺はまだ25だ。』
『ふーん。』
そう言って龍はあたしを一瞥するとさっさとタクシーに乗って仕事に行った。
『冷たいの。』
クリスマスの一ヶ月前。
あたしは龍のアパートを出て、クリスマスソングが流れる街へ帰るために歩き出した。
『ホストって若い子の方がいいんでしょ? 龍なんてもうヤバいんじゃない? 』
『ばぁか。若けりゃいいってもんじゃねぇ...それに俺はまだ25だ。』
『ふーん。』
そう言って龍はあたしを一瞥するとさっさとタクシーに乗って仕事に行った。
『冷たいの。』
クリスマスの一ヶ月前。
あたしは龍のアパートを出て、クリスマスソングが流れる街へ帰るために歩き出した。