サンタクロースに恋をする
【一年後】

クリスマスイヴ。

PM5:30



『咲さん、正社員の件いいの? 』


同じ派遣社員の同僚が言った。


『うん。今日までの契約だったし、毎日一生懸命したから悔いはないんだ。』


『そっか...なんか鬼気迫る感じだったよ? 咲さんの仕事ぶり。』


『それって誉めてる? 』


『もちろん! ね、咲さん彼氏いないよね? 社員の人で咲さんの事好きな人居るんだけど...。』


『ごめんね。止めとく。』

『固いなぁ...流石鉄の乙女。』


『ちょっ...何? それ? 』


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