サンタクロースに恋をする
(落ち込むから考えるの止めよ。)


PM 8:00

(ちょっと寒いなぁ。)


黒猫がやって来てあたしの隣にちょこんと座った。


(そういえば...喋る黒猫....居たよね。)


『こ...んばんは。』


黒猫は面倒くさそうに尻尾をひとふりしただけだった。


PM 9:00

(ロイ...来ないかもしれないな。)


やっぱり好きな人、とか出来たのかも。


もしそうだとしても仕方ない。


ロイが幸せなら...いいよね?


『黒猫さん...ちょっとだけ泣く...けど...ごめ...ん。』


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