サンタクロースに恋をする
『待っててくれてありがとう。ロイ...本当に...大好き。』


少し背と髪が伸びて男らしくなったロイに抱き締められる。


『あなたはこの一年間で更に美しく、強くなった。瞳の力が強い...迷いが無くなったようですね。』


『そうなの? 』


『僕と一緒になって頂けますか? 』


『はい。お願いします。』

緑の瞳が優しくあたしを見詰めている。


懐かしい甘い香り。


雪のような髪。


すべて愛しい。


『キス...していい? 』


『咲さんならいつでも喜んで。』


そしてあたしはありったけの大好きを込めて。


ロイにキスをした。








おわり
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