サンタクロースに恋をする
『綺麗だね。』


そう言うとロイはにっこり笑った。


その笑顔にあたしは。


(あったかそうだな...この人。)


そう思うと同時に頭の中で警報が鳴り響く。


(やばい...近づきたくない...。)


悪い意味じゃなくて。


こんな短時間ですでに引かれ初めてる。


『じゃ、あたしはこれで....誰か探してるなら周りも見なよ? 』


そっけなく言うと立ち上がって歩き始める。

< 22 / 152 >

この作品をシェア

pagetop