サンタクロースに恋をする
服を無造作に脱いでベッドに潜り込むと龍の匂いがして何故か胸が傷んだ。


目をきつく閉じて涙が出ないようにする。


暫くしてあたしは浅い眠りに落ちていった。


『...う...。』


(頭、痛い。)


目が覚めると枕の横に眼鏡とシャワーの音。


眼鏡を弄んでいると水滴を滴らせて龍が部屋に入って来たから、顔を布団に埋めた。


『男...か? 』


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