サンタクロースに恋をする
『嫌いじゃないよ...だってあたしを助けてくれたし、他の男みたいに居なくならないから。』


小さな声で囁くと龍を起こさないようにそぉっと身仕度をして部屋を出た。


咲が出て行った後。


龍は閉じていた瞳をゆっくりと開ける。


相変わらずの無表情。


何を考えていたか。


それは龍だけにしか解らない。


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