サンタクロースに恋をする
『...うん...そうだけど。』


『ロイが会いたいそうです。』


『...え? 』


(ロイが? )


自分でも心臓の鼓動が速くなるのを感じてあたしは動揺した。


『僕はノエル。』


『僕はナイト。』


あたしの右手をノエルが。

左手をナイトがしっかり握って引っ張った。


(あれ? たしかロイと初めて会った時、名前呼んでたの...この子達だったのかな? )


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