サンタクロースに恋をする
『ロイが言うように可愛らしくもないよ! あたし。だって最初に会った時だってあんな態度だったし。』

(...だから会いたくなかったのに。)


『あたし...最低だよ。』


(龍...これで満足? )


突然ふわりと何かに包まれ、視界がカラーに戻った。

『...え...。』


目の前にロイの肩と白い髪が見える。


『そんな事ありません。あなたは優しい、可愛らしい方です。』


『だってあたし...。』


『言わなくて良いです。』
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