サンタクロースに恋をする
『嬉しいです。僕にとっては後はどうでも良い事です...もっとも咲さんが僕と会う事によって困る事があるなら別ですが...それに。』


ロイが帽子を取った。


『咲さん? 僕の髪触りたくないですか? 会えなくなったら触れませんよ? 』


『ロイ...。』


『どうぞ。』


軽く両手を広げるロイの腕に飛び込んで。


今度はあたしが。


思い切り泣いた。
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