サンタクロースに恋をする
『咲さん、クリスマスイヴに予定はありますか? 』


公園のベンチに座るなりロイが言った。


『ない...と思うよ? 』


『では、僕の仕事を手伝って頂けませんか? 』


(仕事...ってやっぱり。)

『サンタクロースの? 』


『はい。僕は今年初仕事なんです。おじいさんは去年で引退しましたし、父さんは腰痛で動けないので急に決まって...咲さんと一緒なら心強いです。』


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