サンタクロースに恋をする
『あたし...役にたてるかな? 』


(まともに働いた事もないし、気が利くわけでもない...かえって足手まといになったら嫌だな。)


『自信...ないや。』


『僕を見て下さい。』


ロイの言葉に顔を上げる。

あったかい両手が頬を挟んだ。


『あなたが側にいてくれるだけで僕は頑張れる。本当ですよ? 』


『なんで...あたし? 』
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