サンタクロースに恋をする
『ほら...龍よ。』


そこにはあたしの知らない龍が居た。


龍は極上の笑みを浮かべお客さんの話を聞いている。

さりげなく身体に触ったり耳許で何か囁いていて、その度にみんな頬を赤くしていた。


『ルイ様、指名はどういたしましょう? 』


さっき店長と呼ばれた人が丁寧に頭を下げて聞いてくる。
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